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東北神経心理懇話会のホームページへ
ようこそ

東北神経心理懇話会 会長 鈴木 匡子

本会は、神経心理学的な症候について「形式ばらず、ざっくばらんな、それでいて質の高い討論のできる会」を目指して平成1(1989)年春に発足しました。学会と異なり1演題の発表時間、討議時間を十分にとることで、症例について深く考え、意見を交換することができます。近隣からの参加者はもちろんのこと、「この討論が聞きたくて来ました」と遠くから毎年駆けつけてくれる参加者もいて、神経心理学に興味をもっている人たちが語り合える場となっています。ここ2年はCOVID-19の影響で残念ながら現地開催はできませんでしたが、全国から多くの方がWeb参加してくれました。オンラインであっても活発な討議が行われたのは、この会ならではの光景でした。東北神経心理懇話会への参加をきっかけに、神経心理学に興味をもってくれる方が増えることを期待しています。        
神経機能画像や神経生理学的手法などが急速に発達してきた現在、神経心理学は過去のもの、症例検討はそれほど意味がないという意見もあります。しかし、ヒトの高次脳機能の神経基盤を知るうえで、問題を発見し、実験などによる神経科学的知見に最後のピースをはめるのは、質の高い症例研究です。また、超高齢社会で高次脳機能障害のある高齢者が増えている今、現場で役立つ知見の提供にも症例研究は欠かせません。医療全体が個別化医療に向かっていますが、高次脳機能障害はその最たるものと言えます。                           
平成元年に始まった本会が、令和になってさらに発展できるよう今後とも皆様のご支援をよろしくお願い致します。
(2022年2月)

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